見て、盗む。

何か契約書を作りたいとき、大体の場合過去の事例や雛形を探します。何故かと言うと、それを活用したほうが作成が楽だからです。お手本を真似ることで、効率化を図っているのです。

現職は僕の個人的主観ですが、超先時代的でした。「今何が必要か考えて、自分で動きなさい」というのが、この会社の教育手法だったからです。。これで、僕は大分に苦しみました。何せ、入社当初からこの一言だったもんで、「手伝うことありませんか?」と聞いて回っても、口々に連れない返事が返ってくるわけで、仕事を覚えたくても覚えられない。考えて動けと言われたことは前職でもありましたが、考えるためには考えるネタが必要なわけで、全くのゼロの状態で考えなさいと言われても、今晩なにを食おうかなぐらいしか思いつかないんですね。

現職は会社であると同時に店舗でもあったので、接客業務も行う環境です。接客も教えてもらえないので、店内が込み合ってくると正社員でも接客に走らなければならないわけですが、わからないので出来ない正社員がポツンと存在しました。それでも、既存スタッフは「正社員なのに」とか「何で接客しないの?」と、まるで“知らない僕が悪い”かのような物言いで接してくるので、入社して2ヶ月~3ヶ月は割と荒れてました。なんなんだこの会社はと。こんな会社があっていいのかと。

勤めていくうち、この会社に入社するアルバイトの殆どは、すぐに辞めるかバックレてしまうらしいこともわかってきました。そりゃあそうでしょうね。あんなことを全員に求めて、クリアできる人間の方が少ない。というより、人道に反しているとすら思います。

そこで僕はまた、考えました。どうしたら僕自身が仕事を覚えられるのか。アルバイトの新人たちが、どうしたら長期的に勤務してくれるようになるのか。本来であれば先輩社員らが既に手を打っているはずのことを、入社してすぐの僕が考えねばならないので、かなり苦労しました。いや、それに関しては現在進行形で苦労しています。

僕は仕事を覚えるため、先時代には先時代をと、仕事を見て盗むことを始めました。職人の世界でもなんでもない現代の会社で。



見て盗んだ技+1 !

関連キーワード

関連ページ

現在のたかはCの成り立ち
さて、何度か前職に関わるコラムを書きました。今回は、現職に関わるテーマでもって、コラムを書いてみようかと思います。前職では、育ててもらう側でした。新入社員から数えて3年間。会社の歴史に照らしてみれば、3年そこそこじゃあまだまだ若手ですし、ペーペーです。何かあればベテラン陣や有識者に教えを乞い、わからないことをわからないと素直に言えた立場です。現職では、中途採用の社員として入社しています。そこで期待
見て、盗む。
何か契約書を作りたいとき、大体の場合過去の事例や雛形を探します。何故かと言うと、それを活用したほうが作成が楽だからです。お手本を真似ることで、効率化を図っているのです。現職は僕の個人的主観ですが、超先時代的でした。「今何が必要か考えて、自分で動きなさい」というのが、この会社の教育手法だったからです。。これで、僕は大分に苦しみました。何せ、入社当初からこの一言だったもんで、「手伝うことありませんか?
思いやりを持つということ
見て盗むことと並行して、僕は同僚たちをちゃんと、人として接することに努めました。誤解を招くかもしれませんが、人として接するというのは「誰に対しても敬意を思いやりを持って接する」ということです。圧倒的に、感謝の心が足りない会社でした。というか今もそうかもしれません。業務を進める中でも、必ず業務は連鎖していきます。自営業でもない限り、1人で全てを行うなんてことは無いはずです。誰かが接客業務を処理してく